支部長挨拶

栃木県建設業協会那須支部 支部長 石川裕之(就任2期目に当たり)


  建設業には地域の生活、経済活動の基盤となる社会資本の整備だけではなく、安定した雇用の場をつくり、地域経済を担う産業としての大きな役割があります。
  また整備された施設のメンテナンス、防災・減災対策、除雪及び災害時の対応等、国民の安全・安心、快適な生活の維持や経済成長に貢献していくという役割は将来にわたり不変であり、建設業のやりがいでもあります。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染症対応や度重なり発生している自然災害については、予測のつかない状況が続いております。さらには建設投資が抑えられる中、「働き方改革関連法」の施行により建設業として、実情に合った労務管理をどのように行っていくか、また少子高齢化社会で就労人口が減少し、地域の安全・安心を担う「地域の守り手」としての役割も危機迫る状況にあり、人材の確保と育成が建設業の大きな課題であります。
  また災害時には、どの組織よりも早く、現場での初動対応を行っておりますが、警察・消防・自衛隊やその他行政機関に比べれば、建設業の果たしている役割は一般の方々にはまだまだ浸透していません。積極的な情報発信がされておらず、PR不足を感じております。
 このような状況下ではありますが、地域に根差し「安全で快適な地域づくり」のためには、個々の企業の経営強化、IT及び新技術活用による経営の質の向上、地域の基幹産業として若者に支持され、安定的に雇用が確保できる魅力ある建設業界の構築、さらには建設業界の周辺の需要を取り込む企業経営も必要となってきます。
 先人たちの努力を踏まえつつ、成長が見込める分野への進出、いわゆる多機能化にチャレンジし、建設業の魅力度アップ、また給与、休日・休暇など処遇の改善など、担い手確保の取り組みを行い、各種業界と連携し地域ニーズを掘り起こし、必要なインフラ整備を実施することにより、若手入職者の確保や教育訓練、限られた人材での効果的・効率的活用の仕組み作り、様々な情報から建設業として真に必要な情報を選択し、新事業・新技術として成長させる必要があります。
 幸い我々建設業には、日々の活動の中で他産業に比べ、強固なネットワークが構築されており、互いに共同で行う、協力して取り組むことに積極的であり、得意分野でもあります。
 今年度も引き続き、信頼される地域密着型の産業として、社会インフラの整備と施設のメンテナンスに努め、建設業の力と技術力で地域の活性化及び、「安全で快適な地域づくり」のため、また次世代に技術・技能を伝承するという強い使命感と感謝の気持ちを持って取り組んでまいります。

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